2016年70-3(5月発行号) 目次

特集I
極限環境に生きる生物の知恵
・極限環境生物学における最近の進展─ 新発見とオミックスを中心に
・深海という極限環境─ ダークでハングリーな世界のいきものたちの生態と進化
・深海の熱水極限環境に適応した動物たち─ 高熱,酸化ストトレス,そして炎症の生体限界を探る
・極寒・乾燥の南極に生きる─ 潜る,身を寄せ合う,休止する
・小さいサイズの極限─ 生物はどこまで小さくなれるのか
・地底という極限環境に生きる微生物は地上世界に影響を与える─ メタン資源生成と気候変動との関わり

特集II
コレステロール再考
・コレステロール摂取の諸問題─ 食物中のコレステロール量と血中量の関係は要再考
・生活習慣病とコレステロール─ 善玉説,悪玉説にも見直しが必要
・コレステロールとヒトの健康─ 過剰摂取は遺伝子の危機管理システムの想定外
・脳のコレステロール代謝と神経変性疾患─ コレステロール酸化物(オキシステロール)が脳機能制御に関与
・アポリポタンパク質Eと認知症─ 認知症予防・治療のカギを握る脳内コレステロール代謝分子

特集-総論
極限環境生物学における最近の進展──新発見とオミックスを中心に
長沼 毅(広島大学)

深海という極限環境──ダークでハングリーな世界のいきものたちの生態と進化
倉持 卓司(葉山しおさい博物館)

極寒・乾燥の南極に生きる──潜る,身を寄せ合う,休止する
辻本 惠(国立極地研究所)

小さいサイズの極限──生物はどこまで小さくなれるのか
中井 亮佑(国立遺伝学研究所)

地底という極限環境に生きる微生物は地上世界に影響を与える──メタン資源生成と気候変動との関わり

清水 了(公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 幌延地圏環境研究所)

特集-総論
コレステロール摂取の諸問題──食物中のコレステロール量と血中量の関係は要再考
近藤 和雄(東洋大学)

生活習慣病とコレステロール──善玉説,悪玉説にも見直しが必要
板倉 弘重(茨城キリスト教大学名誉教授)

コレステロールとヒトの健康──過剰摂取は遺伝子の危機管理システムの想定外
横山 信治(中部大学)

脳のコレステロール代謝と神経変性疾患──コレステロール酸化物(オキシステロール)が脳機能制御に関与
野口 範子(同志社大学)

アポリポタンパク質Eと認知症──認知症予防・治療のカギを握る脳内コレステロール代謝分子
富田 泰輔(東京大学)

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