『生物の科学 遺伝』2025年1月発行号 試し読み用動画

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 『生物の科学 遺伝』2025年1月号特集は「クマの生物学─多様な進化と生態」です。世界に生息するクマは8種,うち日本には2種のクマ(ヒグマ・ツキノワグマ)が生息しています。クマ類の主な特徴は,ベルクマンの規則に従って進化してきたこと,食肉目でありながら雑食性や草食性が強いこと,大型獣なのに冬眠する種がいることなどであり,ジャイアントバンダもまた不思議な特徴を持つクマであります。クマの神秘性はヒトの精神文化とも深い関係を持っており,見た目の可愛らしさでも世界中で人気の高い動物ですが,その一方で近年,クマによる農業・畜産業への被害や人身事故などの問題が日本においても増加しています。

 本特集では,読者にクマという動物をより良く知ってもらうべく,クマ研究の最前線で取り組んでいる研究者たちが,日本のクマ(ヒグマ・ツキノワグマ)を中心としたその生物学に関する最新の研究成果を,巻頭グラビア付きで紹介・解説します。動物としてのクマの特徴やその生物学の進展について改めて取り上げることで,人間生活との問題の解決にも役立てていただければ幸いです。

 ほか特別寄稿「miRNAの発見と機能,そして今後の展開―2024年ノーベル生理学・医学賞受賞に寄せて」や各連載も必見です(「日本列島の多様な淡水生物 その進化と保全」「実験観察の勘どころ」「高校生物・ワクワク宣言!!」「シゴト×セイブツ」)。

 *本特集に興味のある方はほか,『生物の科学遺伝』バックナンバー特集「野生動物のエピジェネティッククロック―DNAメチル化を指標とした年齢推定」(Vol.78-no.3(2024年5月号)特集「パンダ研究 in China & Japan」(Vol.74-no.1(2020年1月号))特集Ⅱ「野生動物の行動調査と被害対策技術の開発」(Vol.71-no.6(2017年11月号))特集「外来生物の駆除への取り組み/農地や森林における生態系モニタリング技術の最前線」(Vol.71-no.1(2017年1月号)特集「生態系を観る・測る・守る」(Vol.70-no.1(2016年1月号)ほかエヌ・ティー・エス発刊の『温度ストレスによる生体応答ダイナミクス』や,別冊No.27『実践 生物実験ガイドブック 新装版』別冊No.26『生命科学情報検索ガイドブック』別冊No.25『改訂 遺伝単』などもオススメです。