『生物の科学 遺伝』2025年3月発行号 試し読み用動画

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 『生物の科学 遺伝』2025年3月号特集は「サケの生物学─身近で愛すべき魚の謎に迫る」です。

サケは郷土料理や河川流域の人々の生活などで古来より日本人に最も馴染み深い魚の一つですが,近年,地球温暖化と相まった極端な気象現象の影響により,サケと日本社会の関係にも変化が生じつつあります。

 本特集では,北太平洋に広く分布するサケの仲間に焦点を当て,その生物学的特徴(起源,生活史,遺伝子的特性など)と,人との関わり(増養殖,感染症など)について,研究者たちが最新の情報を巻頭グラビア付きで紹介・解説します。サケ(シロザケ)に代表されるこれらの生物は,一般に母川回帰性(大航海の末に生まれた川に戻る性質)で知られていますが,実はその生活史や生態は様々であり,未だ不明な点も数多く残されています。本特集が今後の「サケと日本人」,変わりゆく環境下で,これからのサケ学や人間社会との共生のあり方を考える機会になれば幸いです。

 ほか寄稿「アジア生物学協議会第29回隔年会議(AABE2024)の報告」や各連載も必見です(「トピックス」「日本列島の多様な淡水生物 その進化と保全」「実験観察の勘どころ」「高校生物・ワクワク宣言!!」「植物を集める!!」)。

 *魚類や海の環境,進化学等に興味のある方は,エヌ・ティー・エス発刊の『現代おさかな事典 第二版』ほか,『生物の科学遺伝』バックナンバー特集「野生動物のエピジェネティッククロック―DNAメチル化を指標とした年齢推定」(Vol.78-no.3(2024年5月号)特集「脊椎動物のからだはどのように進化したのか」(Vol.78-no.1(2024年1月号))特集「死体に学ぶクジラ・イルカの秘密」(Vol.73-no.5(2019年9月号))特集Ⅰ「日本海の生き物と環境」(Vol.72-no.1(2018年1月号)特集「動物園・水族館の“種”保存機能」(Vol.69-no.6(2015年11月号)特集「地球温暖化と海洋微生物」(Vol.68-no.6(2014年11月号)特集「種形成の現場」(Vol.66-no.2(2012年3月号)特集「マリンゲノミクス」(Vol.65-no.6(2011年11月号)特集「持続的社会へ向けた生態系の保全・管理への道筋」(Vol.65-no.5(2011年9月号),ほか『ペンギンの生物学』(別冊「いきものライブラリ」①)別冊No.27『実践 生物実験ガイドブック 新装版』別冊No.26『生命科学情報検索ガイドブック』別冊No.25『改訂 遺伝単』などもオススメです。